岐阜商工会議所の概要

令和8年 年頭所感

岐阜商工会議所 会頭 村瀬幸雄

皆様には、令和8年の新春を清々しい気持ちでお迎えのことと心よりお祝い申し上げます。

昨年の世界経済は、各国中央銀行による金融引き締めの効果が表れ、インフレは鎮静化に向かいました。

国内は、「米」と「熊」に揺れた一年でした。年前半には、米国の一方的な経済ルールの変更、令和の米騒動が話題となりました。年後半には、熊被害に加え、中国との友好の象徴であるパンダ(熊猫)が返還の運びとなりました。

一方、10月には女性初の首相が誕生し、政府の新たな政策・実行への期待が高まっています。

さて、岐阜市内においては、県都に新たな玄関口となる、東海環状自動車道「岐阜インターチェンジ」の供用が開始されました。道路網の整備は、地域経済の活性化だけでなく、広域的なダブルネットワークの形成や、災害時における迂回機能(リダンダンシー)の強化など、効率的な物流や事業継続計画(BCP)において重要な役割を担い、地方創生の礎ともなります。

引続き、東海環状自動車道の全線開通、岐阜南部横断ハイウェイ、名鉄高架立体化などの早期実現に向けて、本年もしっかりと要望活動をして参ります。

次に、昨年8月、第3回目となる「ぎふ長良川花火大会」は、天候にも恵まれ、盛会裏に終えることができました。長良川や金華山を臨むロケーションを活かした特色ある大会として、地域に愛され、また、全国に誇れる開催内容となるよう、今夏に向け一層の魅力向上に努めております。

昨年12月に岐阜市は、金華山、岐阜城について、仙台市の仙台城跡、松山市の松山城と並ぶ、「日本三大山城夜景」とする新ブランドを立ち上げました。岐阜商工会議所においても、この趣旨に賛同し、岐阜を全国有数の夜景の名所として育てるとともに、商業施設との連携や交通アクセスの向上、駐車場の整備を促し、ナイトエコノミーの拡充に注力します。

長良川鵜飼では、観覧客数がコロナ前の水準まで回復し、海外からの来訪客は統計以来、過去最多を更新するといった嬉しいニュースもありました。

花火、夜景、鵜飼など、市内には魅力的な観光資源が多くあります。当所では、観光を単なる「集客」や「交流」だけでなく、地域ならではの歴史・文化・自然・食などを活用し、観光の高付加価値化を後押ししてまいります。

中小企業・小規模事業者の支援では、事業者の皆様の「稼ぐ力の強化」に向けて、寄り添ったサポートをいたします。地域経済を取り巻く環境変化は加速し、深化しています。従来の延長線上では解決できない課題に対して、当所職員が事業者の変革を後押しいたします。経営を担う人材の確保・育成に向けた支援や、デジタル活用による生産性向上など、新たな付加価値の創出・拡大をサポートします。

まちづくりに関して、地方のまちは、地域の稼ぐ力を新たな投資・消費につなぐ「地域経済循環の結節点」として、また、圏域形成を担う「顔」として大切な役割を担っています。

当所では、職員が、これまでの常識に囚われず、「未来思考」で岐阜のまちの将来像を深く考察し、理想として思い描く「ぎふまち未来ビジョン」の策定に向けて始動しました。地域に新たな付加価値を生み出すエンジンとして、岐阜の魅力や特性等を踏まえたまちづくりを進めてまいります。

結びに、皆様方の本年一年のご健勝と管内事業所のさらなるご繁栄を祈念いたしますとともに、引き続きご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げ、年頭の挨拶とさせていただきます。