1級試験を受験した結果、不合格となった方でも、一定の要件(下表を参照)を満たしている場合は、その直後から施行される2回(翌年度及び翌々年度)の1級試験で、筆記試験科目の一部が免除されます。
受験の申込受付時には、「科目別合格証明書」を提出していただき、この証明書に記載された免除科目が「直後に施行される2回の試験」に該当していれば科目免除が適用されます。
ただし、免除科目であっても、受験を希望する場合は、該当する科目を受験しても差し支えありませんが、免除規定は適用されませんのでご注意ください。
免除の要件 | 免除する科目試験 |
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筆記試験で70点以上の得点を得た方 | 当該科目 |
履修内容 | 免除科目 | 提出書類 |
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養成講習会・予備試験合格 | 販売・経営管理 | 2級販売士養成講習会の「修了証明書」コピー (免除科目が明記されているもの) |
養成通信教育講座 (スクーリング修了含む) |
販売・経営管理 | 2級販売士養成通信教育講座の「修了証明書」コピー (免除科目が明記されているもの) |
履修内容等 | 免除科目 | 提出書類 |
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養成講習会・予備試験合格 | 販売・経営管理 | 3級販売士養成講習会の「修了証明書」コピー (免除科目が明記されているもの) |
養成通信教育講座 (スクーリング修了含む) |
販売・経営管理 | 3級販売士養成通信教育講座の「修了証明書」コピー (免除科目が明記されているもの) |
商業経済検定の合格者 | ※下記参照 | 商業経済検定試験の「合格証書」 または「合格証明書」コピー |
(公財)全国商業高等学校協会が主催する「商業経済検定試験」は、毎年2月の第1日曜日に施行される高校生及び卒業生を対象とした試験です。 (公財)全国商業高等学校協会からの要望や販売士3級試験の受験者数の拡大策の一環として、商業経済検定試験に合格した科目に応じ、販売士3級試験の科目の一部を免除しています。
この科目免除は、科目免除の資格取得(商業経済検定試験に合格)直後から2回の販売士3級試験にしか適用されません。 「マーケティング」科目免除者および「マーケティング」と「販売・経営管理」科目免除者の試験時間は、5科目受験者と同様に60分となります。
パターン | 商業経済検定 合格科目 | 販売士検定3級 免除科目 |
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パターン1 |
・ビジネス基礎 ・マーケティング (2科目合格) |
・マーケティング (1科目免除) |
パターン2 |
・ビジネス基礎 ・マーケティング ・経済活動と法、ビジネス経済A、ビジネス経済Bのいずれか1科目 (3科目合格) |
・マーケティング ・販売・経営管理 (2科目免除) |
(注1)2021年度に実施する3級リテールマーケティング(販売士)検定試験において上記科目免除パターンを適用するためには、2021年2月7日実施の第35回商業経済検定試験において1科目以上合格科目があることが必須になります。
(注2)2021年2月7日実施の第35回商業経済検定試験において1科目以上合格科目があれば、それ以前の回の当該試験の合格科目と合わせて、上記科目免除パターンを適用することができます。
科目免除を受けるには、以下の場合のすべての条件を満たしている必要があります。
○「マーケティング」の科目免除を受ける場合
1.商業経済検定の「ビジネス基礎」「マーケティング」を合格していること
2.「ビジネス基礎」「マーケティング」のどちらか(あるいは両方)が2021年2月7日(日)実施の第35回商業経済検定試験において合格していること1.商業経済検定の「ビジネス基礎」「マーケティング」を合格していること
○「マーケティング」「販売経営管理」の科目免除を受ける場合
1.商業経済検定の「ビジネス基礎」「マーケティング」を合格していること
2.商業経済検定の(1)経済活動と法、(2)ビジネス経済A、(3)ビジネス経済B、の3科目のうちいずれか1科目を合格していること
3.上記1、2の合格科目のうちいずれか1科目以上が2021年2月7日(日)実施の第35回商業経済検定試験において合格していること